
『「2LDK」の「L・D・K」って何の略?今さら聞けない間取りの基本』
今回より『不動産基礎知識』と題し、初めて住まいをお探しの方や、ふと疑問に思われた用語・仕組みについてわかりやすく解説するブログ連載をスタートいたします。
普段、賃貸物件や売買物件の情報を探しているときに必ず目にする「2LDK」「1DK」「3LDK」といった表記。「なんとな~く意味は知っているけれど、詳しく聞かれると自信がない…」という方も多いのではないでしょうか?
不動産の間取り図には、アルファベットや専門用語がたくさん使われています。これらを正しく理解できるようになると、間取り図を見るのがグッと楽しくなり、自分にぴったりな住まいを探すための大きなヒントになります!
今回は、サンスターホームが「今さら聞けない間取りの基本」と「間取り図の見方のコツ」を分かりやすく解説します。

- ・1. はじめに:間取り図によく見る「アルファベット」の謎
- ・1-1. そもそも「LDK」って何のこと?
- ・1-2. アルファベットの意味(L・D・K・S・UT・WIC)をサクッと解説!
- ・1-3. 数字の「1」「2」は何を表している?
- ・2. 「DK」と「LDK」って何が違うの?
- ・2-1. 決め手は部屋の「広さ」!不動産ルールの明確な基準
- ・2-2. 「1DK」と「1LDK」の広さ・生活スタイルの違い
- ・2-3. どっちが自分に合う?選び方のヒント
- ・3. ちょっと珍しいアルファベット表記とマンション特有の施設
- ・3-1. 「S」ってなに?サービスルーム(納戸)の正体
- ・3-2. 「WIC(ウォークインクローゼット)」や「SIC(シューズインクローゼット)」
- ・3-3. 間取り図やパンフレットで見るマンション特有の施設・設備表記
- ・4. 部屋数だけじゃない!自分にぴったりの間取りを見つけるコツ
- ・4-1. 「生活動線(家事動線)」を意識してみよう
- ・4-2. 家具が置きやすいか?コンセントやドアの位置チェック
- ・4-3. 「〇LDK」の数値にとらわれすぎない部屋選び
- ・5. まとめ:自分に合った「心地よい間取り」を見つけよう!
1. はじめに:間取り図によく見る「アルファベット」の謎
まずは、間取り図の主役である「アルファベット」と「数字」の基本から紐解いていきましょう。
1-1. そもそも「LDK」って何のこと?
間取りの「LDK」は、住まいの中で中心となる3つの空間の頭文字をとった略称です。
- ・L(Living
/ リビング):居間。家族が集まったり、テレビを見てくつろいだりする部屋です。
- ・D(Dining
/ ダイニング):食堂・食事空間。ダイニングテーブル等を置いて食事をするスペースです。
- ・K(Kitchen
/ キッチン):台所。料理をする調理スペースです。
つまり「LDK」とは、「居間・食事スペース・台所が一つになった広めの部屋」のことを指しています。
1-2. アルファベットの意味(L・D・K・S・UT・WIC)をサクッと解説!
間取り図を見ていると、LDK以外にもさまざまなアルファベットが出てきますよね。
よく見かける代表的な記号の意味をサクッと整理しておきましょう。
- ・S(Service Room / サービスルーム)
- 採光や換気の基準を満たしていないため「居室」と呼べない部屋(納戸)。
- ・UT(Utility Room / ユーティリティ)
- 洗濯機置き場やアイロン掛けなど、家事効率を高めるための多目的スペース。
- ・WIC(Walk-in Closet / ウォークインクローゼット)
- 人が入って歩ける広さのある衣類用収納部屋。
- ・CL(Closet / クローゼット)
- 一般的な収納・押入れスペース。
- ・UB(Unit Bath / ユニットバス)
- 壁・天井・床が一体成形された浴室(浴室・洗面台・トイレが一緒のタイプもあれば、浴室単体のユニッ
- トバスもあります)。
1-3. 数字の「1」「2」は何を表している?
「2LDK」の「2」という数字は、LDK以外にある「居室(寝室や子供部屋として使える部屋)」の数を表し
ています。
- ・1LDK:LDK(リビング・ダイニング・キッチン) + 居室が1部屋
- ・2LDK:LDK(リビング・ダイニング・キッチン) + 居室が2部屋
- ・3LDK:LDK(リビング・ダイニング・キッチン) + 居室が3部屋
例えば「2LDK」なら、「家族で過ごすLDKのほかに、寝室や書斎として使える個室が2つある間取り」とい
うことになります。
2. 「DK」と「LDK」って何が違うの?
「1DK」と「1LDK」のように、同じ1部屋付きでも「DK」と「LDK」の表記が分かれていることがありま
す。
この2つの違いは何でしょうか?
2-1. 決め手は部屋の「広さ」!不動産ルールの明確な基準
実は、「DK」と「LDK」の違いは食事・リビングスペースの「広さ(畳数)」によって厳密に決められてい
ます。
公正取引協議会が定めた業界ルールがあり、居室の数によって必要な広さの基準が変わります。
【居室が1部屋の場合(1DK / 1LDK)】
- ・DK:キッチン周りの広さが4.5畳以上 ~ 8畳未満
- ・LDK:キッチン周りの広さが8畳以上
【居室が2部屋以上の場合(2DK / 2LDKなど)】
- ・DK:キッチン周りの広さが6畳以上 ~ 10畳未満
- ・LDK:キッチン周りの広さが10畳以上
同じ1室+キッチンのお部屋でも、その空間が「8畳未満」なら1DK、「8畳以上」あれば1LDKと表記される
仕組みになっています。
2-2. 「1DK」と「1LDK」の広さ・生活スタイルの違い
この広さの違いは、実際の生活スタイルに大きく影響します。
- ・1DKの暮らし(単身~二人暮らし向け)
- ダイニングスペースに小さなテーブルセットを置くことはできますが、ソファとテレビを置いてゆっくり
- 寛ぐスペースを作るのは少し厳しめです。
- 「食事と睡眠のスペースが分かれていればOK」という効率重視の方に向いています。
- ・1LDKの暮らし(ゆったり単身~二人暮らし向け)
- ダイニングテーブルに加えて、2人掛けのソファやTVボード、ローテーブルなどを置くゆとりがありま
- す。
- 「お友達を家に呼びたい」「仕事終わりの寛ぎ空間をしっかり確保したい」という方にぴったりです。
2-3. どっちが自分に合う?選び方のヒント
「どっちを選べばいいんだろう?」と迷ったら、「自宅でどう過ごしたいか」をイメージしてみてください。
- ・費用重視・外食が多め・コンパクトに暮らしたい
- 部屋数が同じなら賃料や物件価格が抑えられやすい「DK」がおすすめ。
- ・インテリアにこだわりたい・家で過ごす時間が長い
- 大型家具も配置しやすい「LDK」がおすすめ。
3. ちょっと珍しいアルファベット表記とマンション特有の施設
間取り図やマンションのパンフレットを見ていると、お部屋の内部だけでなく、建物全体に関わる表記を目に
することも多くあります。
3-1. 「S」ってなに?サービスルーム(納戸)の正体
物件情報で「2LDK+S」や「2SLDK」という表記を見たことはありませんか?
この「S」は先ほど触れたサービスルーム(Service Room)のことです。
日本の建築基準法では、人が長い時間過ごす「居室」として認められるために「部屋の床面積に対して一定以
上の採光(窓の大きさ)や換気設備が必要」というルールがあります。
窓が小さかったり、隣の建物との距離が近くて光が入りにくかったりする部屋は、広さが6畳以上あっても法
律上「居室」と表記できず「サービスルーム(納戸)」と表記されます。
プロのワンポイントアドバイス
サービスルームは表記上「納戸」になりますが、空調設備やコンセントが設置できれば、実質的に「書
斎」「テレワーク部屋」「衣裳部屋」「キッズスペース」として十分活用できます。
実質3部屋として使えるのに、表記が「2LDK+S」のため同エリアの3LDKよりお得に購入・賃貸できるケ
ースもあり、非常に狙い目の間取りです!
3-2. 「WIC(ウォークインクローゼット)」や「SIC(シューズインクローゼット)」
人気の収納設備であるWICやSICも、頭文字の略称です。
- ・WIC(ウォークインクローゼット)
- 人が入れる歩行スペースがある衣装部屋。ハンガーパイプや棚が立体的に配置されています。
- ・SIC(シューズインインクローゼット / シューズインクローゼット)
- 玄関横にある、靴を履いたまま入れる大型収納。ゴルフバッグやベビーカー、アウトドア用品をそのまま
- しまえるため、近年非常に人気があります。
3-3. 間取り図やパンフレットで見るマンション特有の施設・設備表記
分譲マンションや賃貸マンションの間取り図には、戸建てにはないマンション特有の図面記号や共用施設の表
記が登場します。
① 図面内でよく見る記号
- ・MB(メーターボックス)
- 電気・ガス・水道などのメーターが収納されているスペース。
- 玄関ドアのすぐ横の外廊下に設置されているのが一般的です。
- ・PS(パイプスペース)
- 上下水道やガスなどの配管が通っている縦穴スペース。
- 室内の一部に設置されており、ここには家具を置くことができません。
- ・アルコーブ / ポーチ
- 共用廊下から玄関ドアまでの引き込みスペース。
- 玄関ドアを開けたときに廊下を歩く人とぶつからない配慮がされています。
② 快適な暮らしを支える共用設備
マンションならではの利便性を高める共用設備も、チェックしておきたいポイントです。
- ・宅配ボックス
- 不在時でも荷物を受け取れる設備。ネット通販をよく利用する現代の暮らしには欠かせない施設です。
- ・24時間利用可能なゴミ置き場
- 曜日や時間を気にせずいつでもゴミ出しができる共用スペース。室内を衛生的に保てます。
- ・オートロック・防犯カメラ
- エントランスに設置されたセキュリティ設備。部外者の侵入を防ぎ、防犯性を高めます。
③ 共用施設(大型マンションの場合)
最近の新築マンションや大規模マンションでは、敷地内に便利な共用施設が備わっているケースが増えて
います。
- ・キッズルーム・ママラウンジ:雨の日でも子供を安全に遊ばせることができるスペース。
- ・コワーキングスペース・ライブラリー:在宅ワークや勉強に集中できる共有デスクスペース。
- ・ゲストルーム:親戚や友人が泊まりに来た際に利用できる宿泊用のお部屋。
間取り図を見る際は、お部屋の中だけでなく「マンション全体にどんな共用設備・施設があるか」も合わせて
確認すると、暮らしのイメージがより鮮明になります。
4. 部屋数だけじゃない!自分にぴったりの間取りを見つけるコツ
最後に、数字やアルファベットのスペックだけに惑わされず、本当に住みやすい間取りを見つけるための実践
的なコツを3つご紹介します。
4-1. 「生活動線(家事動線)」を意識してみよう
どれだけ「〇LDK」の数値が大きくても、動線が悪いお部屋は暮らしにくさを感じてしまいます。
特に意識したいのが「家事動線」です。
- 「キッチンから洗面所(洗濯機)までの距離が近いか?」
- 「洗濯物を干すベランダまでの移動はスムーズか?」
- 「買い物から帰ってきたとき、玄関からキッチンへ重い荷物をすぐ運べるか?」
頭の中で朝の準備や家事の流れをイメージしながら、間取り図の上に矢印を描いて移動パターンをチェックし
てみましょう。
4-2. 家具が置きやすいか?コンセントやドアの位置チェック
広さが十分にあるLDKでも、「壁が少なくて家具が置きにくい」という落とし穴があります。
- ・ドアや窓の位置
- 引き戸なのか開き戸なのかによって、家具を置ける壁面スペースが変わります。
- ・コンセントの位置と数
- テレビを置きたい位置にアンテナ端子やコンセントがあるか、キッチン家電を使う位置に十分なプラグが
- あるかを確認しましょう。
家具の配置をあらかじめ想定しておくことで、「買った家具が入らない」「配線がゴチャゴチャになる」とい
った失敗を防げます。
4-3. 「〇LDK」の数値にとらわれすぎない部屋選び
「うちは4人家族だから絶対3LDK以上じゃないとダメ」と思い込んでいませんか?
実は、壁を仕切れる可動間仕切りがついた「2LDK(広めのLDK+2部屋)」の物件を選び、子供が小さいう
ちは広いリビングとして使い、成長したら個室として区切る…といったフレキシブルな使い方を選ぶご家庭も
増えています。
お部屋の「数」だけでなく、「空間の使い方・可変性」に目を向けることで、予算内でより広々と快適に暮ら
せる選択肢が広がるケースもたくさんあります。
5. まとめ:自分に合った「心地よい間取り」を見つけよう!
今回は、間取り図に出てくる「LDK」の意味やアルファベットの基本、そして失敗しないお部屋選びのポイン
トを解説しました。
今回の豆知識のおさらい
- LDKは「リビング・ダイニング・キッチン」が一体になった空間のこと。
- DKとLDKの違いは、キッチン周りの「畳数(広さ)」で決まる。
- S(サービスルーム)は納戸表記だが、工夫次第で居室のように快適に使える!
- MBやPS、宅配ボックスなどマンション特有の設備表記もチェックすると生活イメージが湧きやすい。
- 間取りを選ぶときは「〇LDK」という数字だけでなく、家事動線や家具配置のしやすさを重視することが
- 大切!
間取り図の読み方を知っておくと、ポータルサイトで物件を検索するときや、チラシを見るときに「暮らしの
イメージ」が何倍も膨らむようになります。
ぜひ今回の豆知識を参考に、あなたやご家族にとって理想の「心地よい間取り」を探してみてくださいね!

家づくりに関するご相談は、Sunstar Home(サンスターホーム)へお気軽にお問い合わせください。
